2013年12月15日日曜日

2013ゼルビア流行語大賞 結果発表!

年末恒例の勝手企画「2013ゼルビア流行語大賞」ですか、12/14で投票を締め切らせていただきました。
投票総数(複数項目に投票しても1票としてカウントしています)は、なんと、714票!
これは去年の4倍以上の票数に上ります。多くの皆さんに参加していただき大変うれしく思っております。
結果を発表する前に、キーワードを応募していただいたみなさまと、投票していただいたみなさまにお礼申し上げます。

では「2013ゼルビア流行語大賞」の結果発表に参ります!

大賞 「勝ったらシャンシャンで負けたらこれかよ」 191票

これは6月23日野津田で開催され、前半の天王山と言われたAC長野パルセイロ戦に0-4で敗れた直後、秋田監督がゴール裏に向かって言ったと伝わっている言葉です。
 秋田監督率いる2013年のゼルビアは、3月は得点不足からスコアレスドローが続き出遅れましたが、4月からは6連勝と波に乗り、一時は首位を争いに加わっていました。
 しかし、5月に入るとけが人が続出して守備力が低下し、首位カマタマーレ讃岐と2位AC長野パルセイロから徐々に引き離されていく状況となっていました。
 ゼルビアはそんな絶体絶命で迎えた讃岐・長野の天王山2連戦、初戦のアウェイ・カマタマーレ讃岐戦を1-0で勝利して、なんとか優勝争いに踏みとどまります。
 しかし、この日のホーム野津田では長野になすすべもなく大敗。これを怒ったゴール裏のサポーターから浴びせられた非難の声に対して、秋田監督はこの言葉を発したと言われています。
 結局、この直後の秋田監督は解任となり、楠瀬監督代行が後半戦の指揮を執っていくことになりました。
 
 私はこの事件は不幸なボタンの掛け違いで生まれたと思ってます。
 ・町田サポータが慣れ親しみ町田の伝統ともいえる攻撃的なパスサッカーと、秋田監督の1対1で負けない守備的なサッカーのギャップ
 ・アウェイ無敗でありがならホームでは負け越すという星の巡り会わせの悪さ。
 ・2012年に監督を支えるという立場を貫いて、結果的に降格という結果になってしまったことへのサポーターとクラブ上層部の後悔。

 秋田監督の残した前半戦9勝4分4敗勝ち点31で3位という数字は、私的には前半戦としてはそれほど悪い数字ではなく、ギリギリ及第点だったと思ってます。
 2013年前半のゼルビアは、途中からけが人が増えすぎてうまく行かなくなてきていましたが、それでも完封が半分近い8試合にものぼり、勝つための失点しないサッカーを構築できていました。
 でも多くのサポーターはホームの試合しか見てないから、アウェイ無双な秋田ゼルビアの勝利を一緒に味わうことができなかった。それが最大の不幸でした。

 私にとっては、遠征でこんなに美味い祝杯を毎回味あわせてくれた監督は初めてだったんですけどね^^;
 

2位 「俺たちも人生かけてるから」 157票

これも6月23日のパルセイロ戦後に深津康太選手が言ったとされる言葉です。
 秋田監督解任後、楠瀬監督代行の指揮のもと、ゼルビアはなかなか勝てない状況が続きます。夏の中断前を4連勝で終え、なんとか追撃態勢を整えますが、東京国体の関係でアウェイ3連戦となった9月を1勝2敗と負け越し、優勝争いの崖っぷちに追い込まれました。
 そしてゼルビア公式サイトに「人生かけた一大決戦!!!」という文字が躍る中で首位AC長野パルセイロとの決戦を迎えたのですが・・・結果は1-5の大敗。
 しかし、ゼルビアは2位以内に向けて執念を見せます。翌週にホーム野津田で2位カマタマーレ讃岐との試合に2-1で逆転勝ちし首の皮1枚の状態で秋田西目へと向かうことになりました。
 結果的にJ2昇格を逃してしまったけど、終盤戦、ゼルビアの選手たちが見せた「人生をかけた戦い」はすばらしいものでした。9月以降にゼルビアが勝利した5勝のうち、4勝が逆転勝ち、残る1勝も追いつかれてから後半ロスタイムのラストプレーでゴールを決めて勝った試合でした。

3位 「いっぷくの替え玉サービス」 116票

ゼルビアを応援するお店「ゼルビ屋」では、ゼルビアのサポーターに向けて様々なサービスをご提供いただいています。
 この「いっぷくの替え玉サービス」もそんなサービスの一つで、和光学園そばにある「いっぷくラーメン町田店」さんが、ゼルビアが得点をあげたとき、試合当日と翌日にゴール1つにつき替え玉を1つサービスするというものです。
 これはホームゲームのみならず、アウェイでもOKだし、オウンゴールでもOKなので、わたしもよく利用させていただきました。
 私の場合、例えば鈴木孝司選手のゴールで替え玉サービスをいただいた場合、「鈴木孝司選手に感謝!」とかツイートして替え玉の写真をTwitterにアップしてましたw。
 替え玉サービスは4ゴール決めたら4つも替え玉が無料という豪快なサービスなので、たくさん替え玉を食べた方もいると思います。でも私は1個が限界ですが^^;
 いっぷくラーメン町田店は小野路グランドから徒歩15分くらい(山道を越えればもうちょっと近い)。麻生グランドや国士舘大学も近くて、店内はゼルビアの選手たちをはじめ、フロンターレの中村憲剛選手やSC相模原の天野選手などたくさんのサイン色紙が飾ってあります。近くに行ったときには寄ってみてはいかが?

4位 「スマートフォン版に移動しますか?」 109票


 ゼルビアの公式サイトをスマートフォンやタブレットで見ると必ず出てくるメッセージがこれです。ページを移動するたびに出てきます。これで「OK」を押すとゼルビアモバイルというモバイル専用サイトに飛ばされます。
 しかし、公式サイトにはあるけどモバイルの方では見れないコンテンツも多いし、ゼルビアモバイルに対応していない一部のタブレット(Amazon Kindle fire HDなど)でもこれが出てきて、OK押すと標準ブラウザで見ろと(Kindleの標準ブラウザで見ているにもかかわらずに)拒否されてしまいます。
 それでCancelを押してさらに別のページに移動するとまた出てくる。これにイラッとした方が非常に多かったみたいで、なんと4位にランクインしてしまいました。
 クラブも109票もこれに投票していただいたみなさんの非難の声を感じてほしい^^;

 先日クラブの方々にも直接お話しさせていただきましたが、これ、1日1回にするとか1時間に1回にするとか、Cookie利用して2回目は抑制してもらえないでしょうかねえ。

 最新のAndroid搭載スマートフォンには、一応、対策の機能があります。Android 4.4のNexus 5で確認しましたが「PC版サイトを見る」をチェックすると、このメッセージは出てこなくなります。最新機種をお持ちの方はお試しあれ。


5位 「ゴーゴーヒダカマン」 80票


 7月にモンテディオ山形から期限付きで移籍してきた日髙慶太の選手チャントです。
 日髙選手はイケメンで有名で山形時代のニックネームは「セクシー慶太」だったそうで、移籍が発表された翌日にはもう小野路グラウンドでの練習に日髙選手のファンの方々がいらしてました。
 山形といえば、今年は山形のコーチをしていた相馬直樹氏の来季からのゼルビア監督復帰が発表されていますが、日髙選手も一緒に町田に完全移籍してきませんかねえw

 ところで、なんで「ヒダカマン」なの?

12/17追記:日高選手のモンテディオ山形復帰が発表されました。山形でのご活躍を期待しています。

6位 「ボアノイチ、アテロゴ」(意味)美容院で髪を切ること 78票

これは、2月にゼルビアの強化・スカウトに就任した、元日本代表・本田泰人氏のブログに関する言葉です。
 本田氏のブログは、必ず、冒頭に「ボアノイチ」、最後に「アテロゴ」で終わるのですが、これはポルトガル語で「こんばんは」、「おやすみなさい」という意味だそうです。
 じゃあ、なんでこれが「美容院で髪を切ること」になるのかというと、本田氏のブログでは、よく美容院に髪を切りに行った話が載っていて、そこで前後左右から写した仕上がり具合の写真をアップしていたからですw
 ゼルビアサポーターの多くのみなさんがゼルビアの情報源としている「今日のFC町田ゼルビア」というサイトで、本田氏のブログが更新されるたびに「選手・スタッフブログ更新分」のところにリンクが張られるのですが、上から一つずつゼルビア情報を読んでいく中で、突然、本田氏の髪を切った話に遭遇して面食らうことが多々あるようです。
 そんなわけで、この言葉はゼルビアサポーターにとっては「髪を切ること」を意味するようになってしまいましたw
 先日、私もバッサリと髪を切ったのですが、「ボアイノイチ、アテロゴしてきました」っていうと、ちゃんとみんなに意味が通じたよw
 

7位 「狂犬倶楽部」 78票

狂犬倶楽部とは「狂犬」のニックネームを持つゼルビアのキャプテン・太田康介選手を応援するサポーターのグループで、今年Twitter上で結成されました。
 昨年から同様のグループとして、三鬼海選手を応援し、私も所属している「三鬼会」というのがあったのですが、今年になってから同様の選手を応援するグループが次々に設立されました。いまやほとんどの選手別にそういうグループが存在しています。
 そんな多くのグループの中で、特に活発に活動していたのがこの「狂犬倶楽部」で、ホームゲームの後に、太田康介選手の6の背番号を並べて記念撮影する写真がたびたびTwitterやFacebookにアップされていました。
 他にも木島徹也選手を応援するグループ「東京町田 木島会」が30位に入っています。

8位 「ふれあい応援エリア」 70票

「ふれあい応援エリア」とは、今年、ゼルビアゴール裏の応援エリア内新たに設けられたエリアで、コアサポータが熱狂的に応援している場所の隣に作られました。
 ここでは、応援に参加してみたいけど、チャントの歌詞とか知らなくて、なかなか参加できないという方々を、応援に引き込もうという試みが行われており、チャントに合わせて段ボールで作った歌詞カードを掲示するなどの活動が行われていたそうです。
 私自身は、メインのシーチケ保有者であり、今年からチケットのダウングレードができなくなり、ゴール裏に入れなくなってしまった関係で、残念ながらまじかでこの活動を見ることができなかったのですが、来年はゴール裏に行って、その様子を見る機会があればいいなと思っています。

9位 「監督代行代理」 68票

6月の末に秋田監督が解任されて、7月以降は楠瀬強化・育成統括本部長が監督代行として指揮を執っていました。そのまま10月末まで進み、ゼルビアが敗れればJ2昇格の可能性がなくなるという崖っぷちの試合だったホームのカマタマーレ讃岐戦で、楠瀬監督代行は試合中に審判へ異議を理由に退席となり、その後の2試合もベンチ入り停止の処分を下されました。
 ゼルビアは、この讃岐戦にかろうじて2-1で逆転勝ちしますが、相変わらずの崖っぷちの状況は続きます。ゼルビアはそんな絶体絶命の局面で、続くアウェイ秋田戦とホーム金沢戦を、楠瀬監督代行抜きで戦うことを強いられました。
 こんな中、楠瀬監督代行の代わりに中三川コーチが指揮を執ることになり、「監督代行代理」という肩書で秋田戦に臨みます。
 11/3、生暖かい強風の吹き荒れる秋田・西目カントリーパークサッカー場で行われたブラウブリッツ秋田戦、中三川監督代行代理の率いるゼルビアは前半の風上から攻め、1-0でリードして折り返すも、後半に入ると眼も開けていられないような暴風雨となり、一度は逆転を許すも、後半ロスタイム+4分に太田康介選手のゴールで何とか追いつき、引き分けに持ち込みました。
 しかし、この日、カマタマーレ讃岐が勝利したため、讃岐の2位以内が確定。ゼルビアは楠瀬監督代行がスタンドで観戦するという状況のなか、J2昇格の可能性が完全に断たれることとなりました。
 そんなショックな試合の翌週、再び中三川監督代行代理の指揮のもと、ゼルビアはホームでツエーゲン金沢を迎え撃ちます。この試合にゼルビアは大竹選手の2ゴールで逆転勝ちを収め、中三川監督代行代理は1勝1分という結果を残しました。
 すでに中三川コーチの退団が発表されており、大変残念ではありますが、今後のご活躍を期待いたします。

10位 「ラボーナ」 66票


 今季加入したアンデルソン選手の美技です。春先、調整の遅れからかスタメンに名前を連ねることができなかったアンデルソン選手ですが、5/1の平日ナイターとなった藤枝MYFC戦でゼルビアサポーターの前で鮮烈なデビューを飾りました。
 動画を見てもらった方が早いのですが、後半ロスタイム、アンデルソン選手の必殺の「ラボーナ」で岸田選手の目の前に綺麗なパスを通し、これをトラップした岸田選手が得意の1対1の場面できれいにゴールを決めます。この時、一発のパスで局面をがらりと変えた、このアンデルソン選手の「ラボーナ」がゼルビアサポータの心をとらえ、ゼルビアサポータに「ラボーナ」という技の名前を浸透させました。
 アンデルセン選手はすでに退団が発表され、セレクションを受けるためにブラジルに帰国したと発表されています。この美技がゼルビアでもう見れないのは非常に残念ですが、今後の活躍を期待しています。またどこかのピッチの上で「ラボーナ」を決めて、その映像が観れることがあったらうれしいですねえ。

 ここまで、「2013ゼルビア流行語大賞」のベスト10位以内の言葉への私のコメントを述べてきましたが、いかがだったでしょうか?
 それぞれの言葉のコメントを書いているうちに、この1年のゼルビアのことを思い出して、感慨深く思っているところです。

 最後に、11位以下の言葉から、私の印象に残った言葉を選んで、簡単なコメントを載せて終わりにします。

11位 「野津田よ。私は帰ってきた」by yassさん

野津田のスタグルを代表するYASSカレーさんが開幕直前にツイートした言葉です。
 野津田のスタグルからは隠れ家さんの「ベーコン串」も19位に入っています。
 ゼルビアが誇れるもののひとつはYASSカレーのような素晴らしい屋台が並ぶ「ゼルビーランド」のスタグルだと思います。
 来年も野津田でYASSカレーやいろんなスタグルを食べるのを楽しみにしていますよ。

13位 「U-20日本代表に選出」

三鬼海選手と南秀仁選手がU-20代表に選出され、三鬼選手は東アジア選手権に参加して出場を果たし、南選手はミャンマー遠征に参加してゴールを決めました。2人ともリオデジャネイロ五輪の代表候補として期待されており、同い年の田中選手、杉本選手にも来年はもっと活躍して五輪代表入りを狙った欲しい。五輪メンバーにゼルビアの選手が何人か入ってくれたらと期待しています。

28位 「武相決戦」

町田市と市街地を共有し不可分な関係となっている相模原市。そんな相模原をホームタウンとするSC相模原との対戦が今年初めて実現しました。この対戦にゼルビア公式が名付けた名前が「武相決戦」。しかし今回の投票で28位にとどまりました。あんまり定着しなかったのか。それとも最終戦の敗戦が悔しすぎて投票する気にならなかったのか。来年は相模原とは3回対戦する予定ですが、私はお互い仲良く喧嘩してこの対戦を盛り上げていければと思ってます。
 
 来年のゼルビアは明るい話題にあふれていますように!
 また来年の流行語大賞を楽しみにしています。

2013年12月1日日曜日

2013ゼルビア流行語大賞 投票開始!

お待たせました。11/30までにお寄せられた流行語を対象に、「2013ゼルビア流行語大賞」の投票を開始します!

投票サイトはこちら
おひとり様につき、1日1回投票が可能です。複数の選択を選ぶことができます。
期間は12/14までとさせていただきます。

みなさまの沢山の投票をお待ちしています!

※12/6追記
候補に挙げられている全ての言葉の意味を私が理解できているわけではないので、候補の中にゼルビアに直接関係のない言葉が混ざっている可能性があるようです。
この企画はゼルビアに関する2013年の流行語を投票で選ぶものなので、ゼルビアに直接関係の無い言葉は、運営者である私の判断で削除させていただく場合があります。
すでに投票中ではありますが、ご了承ください。

※12/10追記
候補に挙げられた言葉の中で、ゼルビアに直接関係ない言葉が上位に入ってくる可能性が高まったため、運営者の判断として、当該キーワードを削除させていただきました。
投票の終盤戦ではありますが、ご了承ください。

2013年11月21日木曜日

2013ゼルビア流行語大賞 ノミネート募集

また、この季節がやってまいりました。
今年も勝手企画「2013ゼルビア流行語大賞」をやらせていただきます。
まずは、11/30までを期限として、投票候補となる流行語のノミネートを募集します。
候補として推薦する流行語を、この記事のコメントするか、Twitterで「#ゼルビア流行語大賞」のハッシュタグをつけて呟いてください。

なお、現時点で出ているキーワードは以下の通りです。

・逆転勝利
・野津田公園行き直行バス
・武相決戦
・ベーコン串
・J2の経験
・東京町田 木島会
・ゴーゴーヒダカマン
・深津ゥーリオ
・緑化計画
・監督代行代理
・いっぷくの替え玉サービス
・勝ったらシャンシャンで負けたらこれかよ
・また緑
・またFW
・迷走

11/23追加
・スリーバック
・たけ~たけ~コーンどけて~by久利
・野津田よ。私は帰ってきた by yassさん
・先制されてから本気になる!!
・あら?ヘディングは?
・FW だらけ!!
・みつばちの姿漬け。
・深津の復活!
・決起シウマイ
・「康太ぁ〜!!徹也をとめろぉぉお!!」
・「徹也!何ばしよっとか!」
・…徹也…w
・本田のブログ
・鹿島の本田
・「髪を切りました」
・野津田10000人動員計画
・小野津ーおのずー(小野路+野津田)
・ボアノイチ、アテロゴ (意味)美容院で髪を切ること
・消臭力
・切り刻む
・(対戦相手から見て)  強豪、格上
・モーキの夏旅2013
・トクチーン
・村○課長
・絶対勝つぞ~!!
・プーロボ
・ふれあい応援エリア
・狂犬倶楽部
・スッキリw
・ジョズエ!
・ラボーナ
・ラインメール青森
・ほっとけないよ~
・兄弟対決

11/30追加
・U-20日本代表に選出
・#kaihontenと#kakureteru
・秋田解任
・楠瀬監督代行
・野津田のメインスタンド
・スマートフォン版に移動しますか?
・インド帰り
・エース鈴木孝司
・俺たちも人生かけてるから

みなさまからの応募をお待ちしています。

2013年1月2日水曜日

2012ゼルビア流行語大賞 結果発表!


2012年のFC町田ゼルビアに関する最も流行った言葉を選ぶ「2012ゼルビア流行語大賞」ですが、大変多くの方々に投票していただき、2012年12月31日23時59分をもって締め切らせていただきました。

投票結果に基づき、2012ゼルビア流行語大賞は「仮設棟」に決定しました!

投票数の順に、上位10個の流行語を紹介します。

1位 「仮設棟」
 2012年シーズン、ゼルビアの本拠地である町田市立陸上競技場(通称「野津田」)は、スタジアムのJ2基準をクリアするための改修工事を行なっていたため、メインスタンドが使えない状態でした。このままだと、テレビ中継等に支障をきたすため、これに対応するために、シーズン前にメインスタンドの前のトラック上に建てられたのが、仮設のメディアセンター、いわゆる「仮説棟」でした。
 スタンドの前に建物が建っているという不思議な姿は、今年の野津田の象徴的な風景となり、いろいろな方面で話題となり、1シーズン限りで取り壊す仮設棟への是非が町田市の内外で議論を巻き起こしました。
 2012年シーズン限定のこの「仮設棟」は2012年のゼルビアを象徴する言葉だったと言えましょう。

2位 「俺達だってゼルビアなんだ!」
 FC町田ゼルビアにとっての最初のJ2でのシーズンである2012年のJ2最終戦、湘南ベルマーレに敗れて、ゼルビアのJ2最下位が決定し、JFLへの降格が決定的となりました。
 この流行語は、J2最終戦の試合後に、雨の中、ゴール裏のスタンドの前に並んだゼルビアの選手たちを前にして、この日のコールリーダーがスタンドに向けて呼びかけた言葉から生まれたものです。
 来年、JFLで厳しい戦いが待っているとしても、またJリーグへ戻ってくるために、最後の最後まで支え続けていこう、そんな想いがこの言葉に込められています。
 ゼルビアが1年間J2で闘いぬいたことは、クラブにとっても市民にとってもサポーターにとっても、決して無駄なことじゃない。2013年もみんなで力を合わせて選手たちを応援し、一緒に戦って行きましょう。「俺達だってゼルビアなんだ!」から。

3位 「北井に期待」
 FC町田ゼルビア 背番号19 MF 北井佑季選手は、早いドリブルを武器にしたまだ22才の若きスピードスターです。
 そんな北井選手へのゼルビアサポータの期待感を表した言葉がこの「北井に期待」です。
 北井選手は3月20日でのホームでの熊本戦で自身のJ2初ゴールを決め、ゼルビアにJ2でのホーム初勝利をもたらし、リーグ戦では5得点、天皇杯でも4得点挙げています。
 年末に仙台で行われた東日本大震災復興支援のためのチャリティマッチにもゼルビアから唯一出場し、そのドリブルでスタジアムを沸かせてくれました。
 まだ2013シーズンの再契約については発表されていませんが、できることならゼルビアの一員としてそのドリブルを武器にスタジアムを沸かせて欲しいと期待してます。

4位 「アニキ」
 2012年のゼルビアに、ヴェルディから期限付きで移籍してきた背番号25 FW 平本一樹選手、その風貌と、前線での重戦車のような頼り甲斐のあるプレースタイルに対して、ゼルビアサポータは「アニキ」と呼びました。
 3月17日のアウェイ鳥取戦で、FC町田ゼルビアにとってJ2で最初となる先制ゴールを決め、ゼルビアはこの試合に勝利してJ2での初勝利をあげました。このゴールは、ちょうどJ2通算1万ゴール目となり、その記念碑が、野津田のスタジアムの近くに設置されています。
 平本選手は2012年シーズンはJ2リーグ戦で6ゴール7アシストと活躍、その数字だけなく迫力あるプレーでも2012年のゼルビアでもっとも印象に残る選手となりました。
 2013年シーズンはJ1に昇格するヴァンフォーレ甲府への移籍が発表されてますが、甲府での活躍を期待してます!そしてJ21万ゴールの記念碑は、野津田が続いていく限り、ずっとスタジアムの側に残り続けていき、それとともにサポーターの記憶にもゼルビアの平本選手の活躍が残り続けていくことでしょう。

5位 「三鬼ターン」
 若干19歳ながら、FC町田ゼルビアの右サイドに定位置を確保した背番号18 DF 三鬼海選手。その三鬼選手の必殺技がこの「三鬼ターン」です。「三鬼ターン」とはドリブルで相手をかわすときに、相手の目の前で急反転して背中を向けてかわします。このダイナミックな必殺技から三鬼選手は幾度となくチャンスを作ってくれました。
 三鬼選手は、すでにゼルビアとの再契約が発表されているので、2013年シーズンも「三鬼ターン」をバンバン見せて欲しいと思います。そしてさらなる成長を見せて、ゆくゆくは次のオリンピック代表を目指せ!

6位 「ゴメンね。ガンバる。次は絶対勝つから。(byディミッチ選手)」
 これは、セルビア出身の背番号10 FW ドラガン・ディミッチ選手の言葉です。
 J2残留の厳しい戦いが続く中の、10月21日の愛媛FC戦に2-4で破れてしまった試合後に、ディミッチ選手がサインを求める子供に言った言葉だそうです。
 ディミッチ選手はファンを大事にする選手で、買っても負けても、試合の後にスタンドに駆け寄り、ファンと交流してくれました。
 そのディミッチ選手ですが、残念ながら2012年シーズンで退団が決まり、成田空港からの帰国の際には、たくさんのサポータが見送りに駆けつけたそうです。
 今後もディミッチ選手の活躍を祈っています。

7位 「絶対残留」
 2012年、ゼルビアにとって初めてのJ2でのシーズンは、4月くらいまでは比較的堅調な結果を残していました。しかしDFを中心に怪我人が続出し始めると、5月・6月・7月と勝利に見放され、J2からの降格の危機を迎えてしまいました。そんな中でゴール裏に掲げられた横断幕に書かれた言葉が、この「絶対残留」でした。シーズン終盤、この言葉はゼルビアに携わるもの全ての人にとっての合言葉となりました。8月に連勝してゼルビアはなんとか残留争いに踏みとどまリますが、残留争いの渦中にある他のチームもみな必死に戦い、ゼルビアは9月にはまた最下位に逆戻り、10月には徐々に差を広げられていきます。それでも選手・サポーターはみなあきらめずに「絶対残留」を信じて戦い、ぎりぎりのところで踏みとどまって、J2最終戦まで希望を繋ぐことができました。
 最終的には、最終戦の湘南戦で敗れ、残留を果たすことはできなかったけど、残留を信じて応援し、一緒に戦った日々のことは、みんなの心の中に刻まれています。2013年は「絶対昇格」を信じて最後まで応援したいと思います。

8位 「ブルーマン」
 ゼルビアにとって、重要な試合に限り、スタジアムに登場する、顔を蒼く塗って全身蒼い服装で現れる人たち、それが「ブルーマン」です。
 ゼルビアの試合でブルーマンが登場すると、必ずといっていいほど、J's Goalのサポータ写真なんかで取り上げられてました。
 ブルーマンの皆さん、来シーズンもゼルビアの試合を盛り上げてください!期待してますよ。

9位 「決戦は金曜日2012」
 熱いサポータの応援で知られる松本山雅FCは、ゼルビアと同期でJ2に昇格したライバルチームです。
 その山雅とゼルビアにとって最初のJ2でのシーズンでの対戦は、なぜかホーム・アウェイどちらとも、動員に不利となる金曜日の夜の対戦となりました。
 そんな不利な日程を逆手にとって、両チームのゴール裏が仕掛けた合言葉がこの「決戦は金曜日2012」です。
 金曜日の試合にもかかわらず、試合前には当日仕事を休んできた両チームのサポータたちにより、JFL同期卒業同窓会が行われたり、試合直前には両チームのマスコット、ゼルビーとガンズ君争奪戦を行うなど、楽しい対戦となりました。
 ゼルビアは2013年はJFLとなってしまい、この2チームの対戦はリーグ戦では実現しませんが、2戦とも山雅の勝利に終わった2012年の雪辱は、2014年にきっちりやらせてもらいます。松本山雅FCサポータの皆さん、その時にはまた、いろいろと楽しいことをやりましょう!

10位 「YASSカレー」
 ゼルビアの屋台村でイチオシのスタグルといえば、YASSカレーさんの角煮カレーです。2012年はゼルビアのJ2昇格とともにYASSカレーさんもJ2に登場することになりました。それだけでなくYASSカレーさんは、最近スタグルに力を入れて他クラブのお店も誘っている、FC東京の試合にも出店し、ゼルビアサポータだけでなく、他のJリーグクラブにもその美味しさが知られる存在になりました。
 J's Goalで行われた「2012Jリーグスタジアムグルメ大賞」では投票数トップで、見事にベスト11に選ばれました。
 YASSカレーさんは、2012年シーズンは月に1回くらいのペースの出店だったと思いますが、2013年シーズンはホーム全試合出店を、ぜひお願いします!

 さて、長くなりましたが、これで2012ゼルビア流行語大賞のベスト10の紹介を終わりにします。
 すべての投票結果はこちらからご覧になれます。
 最後になりますが、私の勝手企画に参加し、投票していただいたすべての方々に御礼を申し上げます。ありがとうございました。2013年もよろしくお願いします!